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「外反母趾」のメカニズム

①足の構造を理解することから
足はそもそも足の親指の根元部分、小指の根元部分、そしてかかとの3つのポイントで体全体を支えており、これらの3点を結ぶところが3つのアーチでつながっています。
これらのアーチは元々はとて弾力に富んでおりクッションの役割を果たすことでしっかりとバランスを取って体を支えてくれています。

②足の3つのアーチが崩れると…
正常な場合アーチ状であるこの部分が崩れたり、クッション的機能が低下してしまうと、一番負荷がかかるのは「親指の根元」。
正常な歩行とはかかとが着いて、重心が前に移動し、つま先で蹴りだす、という連続動作です。
しかしこのアーチが正常に機能できない状態になってしまうと、蹴りだすときに分散されているはずの負荷がすべて「親指の根元」にかかってしまい、親指が内側に逃げるような状態になってしまいます。
このような状態を繰り返してしまうことでだんだん親指の根元が体の外側に向くように「変形」してしまい、「外反母趾」を発症するんですね。

③靴のかたちが拍車をかけることに…
女性が好んで履いている「ハイヒール」はかかとが高くなっているため足が前に滑ってしまうことが多く、「負荷をつま先だけで受ける」状態になるものです。
「ハイヒール」で歩くという事は、普通ならかかとが着地点のはずが、つま先、すなわち「親指の根元」に着地するときの負荷がかかります。
歩き出す時にも負荷がかかるため、親指の根元にずっと負荷がかかり続けることになることに。
さらに「ハイヒール」の形はかなり元来の足の形を狭めて履くようなスタイルのものが多いため、不安定でふらつきを生じやすく、かかとの周りの靭帯を緩めることに。
これらによって正常なアーチが崩れたり、クッション機能が落ちてしまうのです。
靴のかたちがこれだけ足に悪影響を与えているということを、理解しておきましょう。